年齢とともに似合わなくなってしまった洋服たち。
目で見る着たい服と、実際に着てに合う服が本当に違ってきてしまいました。
でも、そもそもの話、どんな洋服が着たいのかさえわからなくなってしまいました。
あれ?私ってどんな私になりたいんだろう。
洋服の整理とともに『自分』というものへの価値観に疑問を持ち始めました。
昔はあれもこれもと、欲張っていて、手当たり次第に着たいと思える服を
似合うか似合わないかはそこまで気にせず着ていたように思います。
でも、年齢を重ねてわからなくなった今が、変わるチャンスなのかなと。
一度立ち止まっていろいろな意味で『自分』というものの理解を深める、
そしてたいせつなものをみつけて行きたい。
そう強く思うようになりました。
そこで、InstagramやYouTubeなど
片っ端から自分の好みを探すことになりました。
そこでなんとなく掴んだ感覚を元に、
自分の本当になりたい自分を考えて見ることにしました。
どんなふうになりたいのか?中身も含めこれから年老いていくときに
どんな人になりたいのか?
今だけを見つけるのではなく、これから先の未来を見据えながら、
歳を重ねて行きたい。
もう流行や、人に左右されるのではなく、自分の思うままの
自分で有りたいと強く思っていることがわかってきました。
そして50代60代と自分らしくいられる自分でありたいなと思うようになりました。
そこで見つけたのが、
洋服ブランド「CHICU+CHICU5/31(ちくちくさんじゅういちぶんのご)」のデザイナー・山中とみこさんです。
40代で「自分に似合うものを作りたい」と、専業主婦からデザイナーになったほど洋服がとても大好き。
白と黒を貴重に制作されるお洋服たちはどれも見た目はシンプルだけれど、
個性のあるとても素敵なデザインでした。
そしてグレイヘア。
シンプルなお洋服の中にあるグレイヘアが更におしゃれで、自分という者を
主張されていてなんともかっこよい。
そして何よりも歳を取ってから、自分のブランドを立ち上げたということ。
もう歳だからと諦めず、40代からでもチャレンジするところに
心から憧れを抱くようになりました。
私もあんなふうになりたい。
お洋服はもちろんだけれど、残りの人生、自分のためにできること、
自分という価値観を見つめて、本当にやりたいことで埋め尽くすことの
できる人生になりたい。
と本気で思うようになりました。
少しずつでも山中さんのようになれるように、一つづつ、自己理解を深め
自分らしさをみつけて行きたい。